ただ、暮らしています

ポンコツめな50代のおひとり日記

ナイルパーチの女子会

Netflixで見ていたドラマ「ナイルパーチの女子会」を見終えました。
前知識なくタイトルとあらすじで選んで「なんかほのぼのしてそう」と思ったら全然違ってました(笑)

ヒリヒリ痛くて怖かった。
良いドラマでした。
人間関係ってほんと難しい。難しくて苦しい。
でもきっとみんな大なり小なり同じなんだろうな。

ネタバレを少し書くので、ここから先は読みたくない人はスルーして下さい!

 

原作本はこちら

 


タイトルにも出てくる「ナイルパーチ」。
ナイルパーチは生態系を壊す危険外来種の獰猛な魚だとか。
物語をあらわすモチーフとして効いてるし、掴まれます!

登場する女子、みんな危うくて、見てて胃がキリキリしました。
でも胸に響くシーンも多々あって。

特に、主人公を脅していた後輩女子の言葉に、はっとしました。
心を壊しながらも特定の人や仕事に執着する主人公に
「あんた見てると、人間の一番見たくない部分を見せられてるようでイライラする」
「いつまで合わない水槽にいるんだよ」
みたいな言葉を投げます。
(正確なセリフは覚えてないのですが)

主人公は「強いね」と返します。
そこにいるのが苦しいと思ったら、別の場所に行ける強かさが人には必要だよね、確かに、と思いました。
自分の面倒を見るってそういう事かなと。
「自分」がないと人間関係に依存してしまう。

その後輩の一撃で全てが動いたし、見事な着地点と思いました。
あと、誰も「完全な悪者」にはなってないところが良かったです。

 


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